延岡ICに近い、国道218号の松山橋交差点からすぐの場所、細い坂道を上がった先の、小高い山の上にあるお寺です。境内には、宮崎の三梅のひとつに数えられる慧日梅があり、2月上旬になると梅の花を楽しむ観梅会が催され、県内外から見物客が訪れます。また、織田信長のひ孫である日向御前や延岡藩主の有馬康純公など、延岡にゆかりのある人物のお墓があるほか、寺の裏手に行くと、かつてこの地を治めていた土持氏の居城である松尾城跡もあり、寺周辺は延岡の歴史ロマンをたっぷりと感じることができる場所です。寺には大黒天を祀ってあり、弁財天を祀る青島神社など、県内7つの神社を巡る「日向之国 七福神めぐり」のスポットにもなっています。また、日向御前が大事に持っていた、子授け、安産の神、鬼子母神もお祀りしてあります。

裕福や五穀豊穣をもたらす七福神のひとり 大黒天

七福神のひとりで、希望を叶えてくれる打出の小槌を持った姿が知られています。仏教には「真っ黒(大黒)になるまで働けば幸が訪れる」という教えがあり、精進して出世する姿を示しています。米俵に立っている姿から、台所の神様と呼ばれることもあります。

コースお申込み・問合せ

延岡観光協会

TEL : 0982-29-2155

〒882-0053
延岡市幸町2丁目125 ココレッタ延岡 2F

繁栄の象徴、
境内を彩る樹齢230年の「慧日梅」

境内にある白梅50本、紅梅5本は慧日梅と呼ばれています。中でも本堂前の枝垂れ梅は、なんと樹齢230年。東西南北に10m以上にも渡って伸びている枝ぶりが見事で、枝いっぱいに花を咲かせます。みやざきの巨樹百選にも選ばれています。

慧日梅 観梅会

毎年2月上旬に行われる観梅会は、梅の花を眺めながら食事やお茶の野点を楽しむことができます。毎年2月の花イベント「延岡花物語」のオープニングを飾る催しです。

大黒天参拝! さらに奥へ

境内に立っている巨大な大黒天像にお参りしたら、本堂の中にある真っ黒い大黒天もぜひ参拝しておきましょう。本堂奥へと進んで行くと大黒天像が安置されている部屋があります。神社とは参拝方法が違うため、柏手は叩かず、心静かに拝めば良いです。寺務所にお願いすれば、本堂の中を案内してくれることがあります。

◀右:本堂に向かって左側にある巨大な大黒天像が、満面の笑顔で私たちを迎えてくれます。足元の米俵を触って、大黒様の授けてくれる福を分けてもらいましょう。

 

◀左:本東寺でもらえる御朱印は、お寺の名前ではなく、「大黒天」の名前で書いてくれます。打出の小槌の印が押された貴重な御朱印です。

お問合せ
慧日山 本東寺

住所:延岡市松山町1133番地 電話:0982-32-3827

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